僅かな記憶の欠片を 辿って歩いて行く
燻つた灯火を持つて 暗い森の中を行く
進む毎につくのは 昔の記憶の灯火達
燻つた火の欠片が 頭の中で広がつて
更に熱くなつて行く 記憶のランタンが
ますます明るくなる 記憶のランタンが
私の心を波打たせ 足を踏み出させる
私の頭を照らして 暗い森の中を導く
次の瞬間
体中を熱く明るい炎が駆け抜けた
ランタンはより燃え盛り火の玉に
冷えていた筈の頬が厚く火照って
私は白い息を吐いてしゃがみ込む
森の奥に切り取られた木々の隙間
その為にあるかのような狭い空間
私の目には沢山の光が映つていた
冬の明るく光る星、夜に光る星達
自然のプラネタリウム
題材【記憶のランタン】より
11/19/2025, 2:37:40 AM