YU-ZAN

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人は裸で生まれ、この世界で生きる中で必要な物を与えられ、育つ。必要な物とは食べ物や衣服であり、おもちゃ、あるいは大切な人達。

それらが周りに在る事は実に自然な事であり、若い時分はそれらを失う事など想像すらしない。

私は今、四十台の半ばで人生の折り返し地点にいる。

きっと人生の最期の瞬間は、やり残した事を後悔したり、家族や大切な人を想ったりするのだろう。

そして人生は「思い出」で出来ている事に気がつく。

地位や名誉、高価な物など何も要らない。

ただ大切な人との「思い出」だけが、ずっと遺ればいい。

4/21/2024, 12:15:03 AM