空をなぞる、雲が隠れる。この大きな空の下で、光を見つめる。目を細めた、笑みも浮かぶ。青い空気だ、たまには悪くない。踵が地面を打つのを皮切りに、少しずつ、速度を早める。景色が流れる、息が渇く、それでも僕は知っている。この苦しみは、生きてる証だ、誰かの求めた夢のカケラだ。だから走る、少なくとも君に追いつけるように、見えない背中を追いかける。走るのにも。理由があるのさ───。誰よりも、ずっと。大切なものが。
4/10/2026, 8:44:09 AM