活気に満ちて 気持ちよく歩く
丘をのぼり またくだり
空の雲 草原の風
木々の中に入り込むと
空は見えないが
鳥の囀りが聞こえる
枯れ葉を踏みながら奥へ
森の香りを胸に吸い込む
ああ あの大きな木のところで
道は左右に分かれている
標識もない
土地勘もサッパリだ
戻ることは考えに無い
右も左もそう変わりなく見える
そう…多少左の道は
踏みならされているだろうか
今日のわたしは活気に満ちている
先のことはわからない
新鮮な驚きがありそうな
右の道に踏み出そう
ずっとずっと後になって
きっとこの場所を思い出すだろう
どんな未来であろうと
ここがはじまりの場所
踏みならされていない出会いが
わたしの人生を形造っていく
「岐路」
#129
6/8/2023, 10:52:55 AM