物憂げな空
私の住んでいる地域では、今日はかなり快晴でした。
普通に見るならば、とても物憂げと言えない程度に気持ちの良い気候でした。
しかし、物憂げ、と言う程ではないですが、自分の中に少しの不安がよぎり、心を満たしきれない部分があります。
思えば、私の推薦入試の時もこんな空だったかもしれないと思います。
11月下旬。当日の朝、戦地へ歩いて行った時。
恐ろしいほど気候が良く、歩いていて気持ちが良かったことを覚えています。
いつもなら「めちゃくちゃ天気良いな」と言って気分よく過ごすのですが、当時はその空をあまり十分に楽しめない自分がいました。
まあそりゃそうです。これから受験に行くんだから。
少しは気分が良くなりますが、流石に心の焦りを完全には無くせません。
それでも、ある種の皮肉かのように、空はとても良く晴れてくれるのです。
易しくもあり、同時に自分の焦りを目の当たりにさせるかのようにも。
その日の空は晴れてくれました。
と、それに似た雰囲気の心のざわつきを今日感じていました。
推薦入試に合格した今の私でも、この日は少し心が落ち着きません。
私の友達の多くが、国公立大学の二次試験に出かけています。
彼らにとって私を悪くは思っていないのは十分に分かりますが。
LINEか何かで応援しても、恐らく当事者にとってはかえって迷惑になりそうだ。
そう思った私は、自分から応援の言葉を掛けるのは止め、ただただ黙って友の武運を祈るのみです。
空を見る。
今日の空は、私が勝負したあの日よりも晴れていたと思います。
恐らく今日は雲も見ていません。
しかしそれでも、十分に気持ちを良くできません。
心の中には薄暗い雲が掛かっている様に思います。
友達の方では、それでも、少しだけでも晴れてくれることを信じて。
………
こちらでは明日は曇りらしいです。
それでも大丈夫。
今日は快晴だったし、友達も多分そうでしょう。
2/26/2026, 9:47:27 AM