汀月透子

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母はどんなに忙しくても、雛人形を飾っていた

私が生まれたときに、親代わりの人から贈られたという七段飾りの豪華な人形

親鳥縁が薄かった母は雛祭りを祝う余裕などなかった

そんな母にその人は「あなたも一緒に成長するんだから」と

その人に報いるために、毎年飾っていた、ちらし寿司を作っていた

母亡き後、雛人形たちは押入の中で出してもらうのを待っている

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うちも親王飾りが押入の中にずっと眠っています……
(同居以来、姑が「何で飾るのよ」とヒス起こしてたんで)

3/3/2026, 11:29:08 PM