玄関の開いた音がした靴も人影も見当たらない仕舞い込んでいたグラスを洗い麦茶と悩んで冷水を注いだ珍しさと懐かしさで買った甘い香の煙が揺れる風が鐘を鳴らすけど残念暫く食事は素麺だけだった「せっかちさんめ、帰りまで巻きでも知らないぞ」グラスの水が減っている漂う煙が薄れているそういえばと振り返る大事な事を言ってなかった「おかえり、まってたよ」ただの黒目には何も何も見えていないけど‹ただいま、夏。›
8/4/2025, 11:14:28 AM