辛い、息詰まった日々、
僕らは夜空を見上げてた。暖かく光る一等星が僕たち2人の標で、いつか いつの日か 自由になれたなら、
あの星に会いに行こう と約束をしたんだ。
この羽でずっと飛んでいけばいつかは辿り着くだろうって話してた。
その時間が唯一の楽しみだったのに。
限界が来て、君の心は壊れてしまった。
解放してくれと僕に懇願してきて、その痛々しい姿に
僕は
僕は 僕は
君の願いを叶えたんだ。
暖かさと感触を今でも覚えている。
放心していたら、そのうちに仲間達が集まってきて、罪人の僕は酷い仕打ちを受けた後に燃やされて、
空から落とされた。
結局、君との約束は守れなかったけど、
落ちて
落ちて
焼け焦げた先に
あの星のような 子を見つけたよ。
もし君が一緒だったらって何度も思う。
もう一度君に会えたら、と夢をみる。
願った所で仕方がない事を、星空を見ながら考えてる。
7/5/2024, 2:59:08 PM