contradiction

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題名:君を照らす月

さて。突然ですが、今の月は昔ほど明るくないらしいです。なぜなら、電気があるからです。
町にはいろんな色の光であふれかえっています。ということは、月の明かりは弱くなってしまうということなのです。
そんな前置きはこれぐらいにしておきましょう。それでは物語始めましょう。ちなみにこの物語には電気がないそうです。そして、忠告しましょう。必ず、目を離さないでくださいね?

「今日は満月ですね。」
「本当、今日はいつもより明るいよ。」
僕は隣にいる貴方を見た。月の光に照らされていて、夜の木漏れ日のようだった。
「今日は満月だから何かしようよ。なぜなら満月は月に一回だけなのだから。それに、満月と言えば、何か不思議な事が起こるって言うでしょう?」
肩をすくめて貴方は言った。その姿も可愛らしい。この姿、もう見られないかもしれない。貴方が肩をすくめるだなんてとても珍しいから。
「そうだなー。特にないけれど、貴方がやりたいことを僕はやりたいよ。やはり、あれ?」
「うん。もしかしたら、楽になれるかもしれないからね。それじゃあ準備しよう。」
貴方は“あれ”の準備をし始める。そして僕達は人目のつかない池に来た。
そして僕は

貴方を

◯した。

そして僕も

切腹した


さて。この二人は何をしたのでしょうか。嗚呼、答えではなくて、なんで“あれ”をしたのかの理由を求めているんです。なぜ求めているのか。それは、私がその物語の主人公が好きだったからです。私には一生理解できないでしょう。私は何も分からない。永遠に。ただ、夜に浮かぶ月を見ることしかできないのだから。

11/16/2025, 10:43:33 AM