君が病気で余命宣告までされてるんだって聞いたとき
正直、生きた心地がしなかった
病気なんて嘘で、余命宣告もされてないんだってそう、言って欲しかった
でも、君はなんてことないように笑って言ったんだ
本当なんだって、嘘なんかじゃ…ないんだって
どうして君が…って目の前が真っ暗になったよ
本来そうなるのは君のはずなのに、いやそう思いたいだけなのかもしれないけど
君はいつも言っていたもんね
死ねるのならそのまま死にたいって
だからこのまま死なせてあげるべきなのかもしれなかった
まぁすぐに諦めるなんて、無理だったんだけど
君の死が近づいてくる、こわくてこわくて仕方がなかった
そしたら君は言ったんだ
そんなに顔しないでよ、生きててあげるからって
それでも簡単には信じられなかった
時間なんて進まないで欲しいって止まって欲しいって思ってもいたんだ
だからさ、君が余命宣告された次の日にも元気に生きてるのをみて泣けてしまったんだ
それで…って、
はぁ、ねぇ聞いてる?
君の話だよ、君の
まぁ、いいけどね
…今日も、生きててくれてありがとう
置いて逝かないでくれて、ありがとう
君がいるのなら時間なんて、止まらなくていい
【時間よ止まれ】
9/20/2024, 9:59:44 AM