雪だるまを作るのは、どうしてあんなにも楽しいのだろうか。
まずは両手で雪玉を一つ。ギュッと握ったそれを降り積もった雪の上で転がしていくと、どんどんどんどん大きくなる。
やった分まで視覚的にも感覚的にも変化が現れるそれがあまりにも楽しくて延々と続けてしまい、気づけばせっかく作った頭が重すぎて身体に乗せられなくなる。しかし、むしろそうなった時が一番達成感を感じているのかもしれない程に、転がすという作業は単純でクセになるのだ。
流石に、このマンションの駐車場で作ったらクレームが来るかもしれないとは思っているので、近所の神社で知り合いの子供達と雪合戦を兼ねて、といった感じで毎年のノルマを達成している。
冬になったら、雪だるまとホットミルク。
……子供っぽいだろうか?
冬になったら
11/17/2022, 12:55:14 PM