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願いを聞いてくれる人ではないと知るまでに
随分と時間がかかった

星に願うことと同じくらい
あなたに願うことも無意味だった

信じられるのが自分だけだと知った時の絶望といったら

それでもあなたに願う度
そのひとときばかりは少しだけ心が軽くなった
後でどんなに大きな絶望が返ってこようが
あの一瞬の慰めのおかげで今も私は生きている

神様、あなたに心はあるのですか
あなたは一体だれなのですか
あなたはどこにいるのですか

正体がどんなものかもわからない
そんなあなたへ向ける懇願も感謝も
もしかしたら掃いて捨てられているのかもしれない

これからはあなたに期待も願うこともなく
自分の足で生きていくから

だからどうか、あなたも私を見ないで

4/14/2022, 12:53:38 PM