極星

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大好きなお前に、花束を贈ろう。俺の故郷の蒲公英と、それから色とりどりの花を添えて。

そうしたら、お前はあの壊れきり凍てついてしまった顔を、少しは綻ばせてくれるだろうか?
それとも、俺から俺から贈られた花束では、役不足だろうか?
そんな意図から選んだ花束を片手に、俺はお前に逢いに行く。
そうして辿り着いた先で俺が見たものは、あの前途有望な若者から花束を受け取り、鮮やかに微笑むお前の顔だった。

祝福してやりたい、でもお前とアイツを壊してもやりたい。だから俺は、花束をお前に投げつけて走り去る。きっとこれが、お前に対する愛情だと信じて。
来世でまた逢おう、我が愛しの恋人よ。

3/4/2026, 1:16:59 PM