はた織

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 まばゆく暖かな陽光を吸いし白き頬の神々しさ。
 柔らかな日陰に包まれし黒きいが栗頭の愛らしさ。
 星空に蕩ける蒼黒のつぶらなおめめと、
 凍てつく寒さに応える真っ赤なおくち。

 私が本を読んでいる時に、子どもがいたずらに寄って来ないかなと願っていたら、そんな子が顔を覗かせて笑ってくれました。きっと、冬晴れの陽気をまとったお地蔵さんの生まれ変わりでしょう。

 私はまだ大人になれぬ子どもですから、手を合わせて挨拶もせず、つい笑ってお別れをしました。
 暖冬のぬるさに、お天道さまのありがたみが薄らいでしようもありませんね。
                 (250105 冬晴れ)

1/5/2025, 12:37:27 PM