これは「1年」で何かが変わると思った愚かな私の話だ
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「ふわぁ〜」そうだらしのない声を出しながら私は起きた
「あーあまた起きちゃった、」そんな当たり前な事を私は呟く
いじめがある訳でも学校が楽しくない訳でもない
ただ辛い助けてと言うほどでは無いが辛い
そこでいつもの私を呼ぶ声がする
「雪〜起きなさい〜!」
私は返事をした
「今行くー!」
着替えてから私は母の居るリビングへと早足で向かった
キッチンで朝ごはんを作っている母が居た
「雪、時間遅刻じゃない?」
え?そんなはずは無い
だって私の部屋の時計はまだ6時だった
ほらと母が時計を見せてきた
終わった遅刻だ
早く学校に行こう
家を飛び出した私の家が学校と近くて良かった
ギリセーフで間に合った
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「はぁ」とため息をつく
1年前の私なんてくだらない事を書いているのだ
これは夢小説だ私の本当の名前は雪では無い
いっときの感情とは怖いものだ
1年前の私を殺したいくらい痛々しい
もう二度と書かない
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1年前の私はなんてくだらない事を
1年前の様に書いているのだろう
寒すぎる
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1年前の私は…
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1年前のわた……
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1年………
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1年後、、、???
5/9/2024, 9:22:26 AM