届かぬ想い
指先からこぼれ落ちる
名もない祈りのように
あなたへの言葉は
いつも空へと消えていく
呼べば届く距離なら
どれほど楽だったろう
けれど 声にした途端
壊れてしまいそうで
胸の奥でそっと抱きしめたまま
夕暮れの色が滲むたび
あなたの影だけが
やさしく 遠く 揺れている
触れられないからこそ
こんなにも愛おしい
届かないからこそ
こんなにも強く願ってしまう
もしも
この想いが風に乗る日が来るなら
どうか
あなたの心を傷つけず
ただ静かに
そばを通り過ぎていきますように
眞白あげは
4/15/2026, 10:33:40 AM