aoicafe0105

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紅茶の香りが広がる昼下がり、彼は窓の外の落ち葉を眺めていた、ひらひらと落ちる葉っぱを見て、また一口茶を口にふくむ、秋は出会いと別れの季節であるが、体感別れの方が多い、そんなひと時は喫茶店でよく紅茶を飲む。大通りに位置する喫茶店だから、外は忙しなく人が通る、並木から落ち葉が落ちる、閑散とした店内で、ゆっくりゆっくり温かい紅茶を飲む、そういう満足した人生が送れているから、きっと私はまだ大丈夫なのである。

10/28/2024, 8:41:33 AM