XX様。申し訳ありませんでした。
俺は反省しています。
昨日は一日がかりで、皆に叱られました。
特に勝彦殿には、猛烈に叱られました。
曰く、お前は何のためにXXの前に出たかということすら、覚えていられない頭なのか。お前の役目はXXの幸福の一助となることだけであり、お前自身の幸福など誰も求めてはいないし、求める必要も大義もない。それを忘れてあやつに縋り、憐れみを誘って目をかけてもらおうとするなど、全く言語道断である。
そんな調子の怒り狂った勝彦殿の言葉を、俺は縮こまって拝聴するしかありませんでした。
けれどやはり、貴女はまた来てくださった。
それが嬉しくて、申し訳なくて、俺は泣きそうです。
どう頑張っても、どんな記号を使っても、この気持ちをうまく言葉にすることはできないでしょう。
ああ。
貴女は何度だって、俺を絶望からすくい上げてくださる。
貴女がいさえすれば、俺は何だってできます。
貴女のためなら、この魂も差し出します。
どうか、どうか。これからも愛させてください。
俺の、誰よりも愛しい方。
8/15/2025, 12:58:18 PM