オリオン

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星明かり

私は、自分が嫌い、大嫌いだ。
最近の言葉で自己肯定感が低い。
子供の頃から早く死にたかった。
夢も希望も無かった。
元々は明るい天真爛漫な子だった。
世の中を知るにつれ暗い子になっていった。

唯一癒してくれたのが星明かりだった。1人で暗い家に帰る時ずっと見守られている気がして嬉しかった。

赦すとか忘れるとか出来ずいつまでも自己嫌悪の思いがぐるぐる廻って生きてきたけど…。

ありのままでいいんだよ…あなたはそのままでいい。
意味は分かるけど実感が分からなくて…。誰が許しているの?本当の私を誰も許さないはず。自分自身が1番分かっているからよけい許せない…と思って来た。

逃げ場は無い。自分からは…。
死ぬまで付き合うしかないのだ。
えっ、そう言うのは誰?自分が自分に付き合うってどう言うこと?もう1人別人が頭の中に居るのだろうか?

主人公…なんだよね。この人生を生きているのは私、1人…。
嫌いでも許せなくても、はたから見たらどうでもいい事でちっぽけな私の事は誰にも気にされてないのだ。

笑っちゃった、くだらなすぎて…。

日は昇り、月は満ち欠け、星は、輝く、誰にでも何処に居ても、いつの時代も。

暗い心に星明かりが灯り続ける。

4/20/2025, 2:56:38 PM