無名 むめ

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タイトル未設定2

「…きたんだ。早すぎだろ」

この女、足も速いのか。もう少し遅かったら、この世
界とも、おさらばだったのにな。

「来たよ!君が死のうとするから!!どうしたの?な
んかあったの?私で良ければなんでも聞くから、死な
ないで!!」

息も荒くそう言った。

「そんなこと言った奴、沢山いるよ。でも、俺を助け
てくれる奴は、1人もいなかった。可哀想だね。信じら
れない。そいつ、終わってんな。そう言った奴はいっ
ぱいいたけど、その後、行動してくれた人なんて、1人
もいなかった。だから、お前に言ったって意味がな
い。来てくれたことには感謝する。バイバイ」

一息にまとめて言うと、僕はフェンスを飛び越え、落
ちた。 と思った。

「っ…!」

上を見ると、彼女が必死に引き上げようとしていた。

「その人たちは、行動に移せなかったのかもしれな
い!でも私は!君が死ぬくらいなら、なんだってする!虐められているなら、私が虐められたって、殴られたって構わない!助けに、止めに行く!違うなら、それを解決する方法があるなら、不可能に近くたって出来るんだから、なんだってする!だから、だから絶対に死ぬな!頑張れ!!!!!!!!」

なんで、人の為にそんな必死になれるかなぁ…。僕には無理だ。きっと心が綺麗なんだろうな。

「…あ」

下を見ると、大勢の生徒が帰っていた。ヤバい、帰宅時刻か。誰かに気づかれたら、今度こそ死ねない。

「…え?」

1人の男子生徒がこっちを見た。やべぇ、気づかれた。

「…っ!お前、何してんの!?」

男子生徒は大声で言う。大声で叫ぶな。みんな見てるだろ。その男子生徒のせいで僕は注目の的だ。

「今助けに行くから!誰か引き上げようとしてる!?誰かわかんないけど、絶対諦めるな!俺が行くから!」

「俺も行く!」

俺も、私も、先生呼んでくる!!そんな声が飛び交い、屋上へ続く階段へ次々と人がやってくる。

「…ぁあっ!!」

彼女ももう辛そうだ。顔を顰めて、腕や手はもう真っ赤だ。そりゃそうだ。あんなに頑張ってたんだから。

「大丈夫か!!!!」

最初の男子生徒を先頭に、先生や大勢の生徒がやってくる。彼女は言った。

「私っ!もう無理!早く、この子を助けてっ!!」

「よし!行くぞ!お前ら!!」

男子生徒は言い、たくさんの生徒が、僕を助ける為だけに、来た。





はい。向日葵っす。まだ助かんねーのかって?

すんませんね。中々ね。はい。

あ、そうだ。キャラたちの名前言ってないっすよね。

言いますね。


死にたがり屋の男の子→ 綾瀬 蓮 あやせ れん

モデルの女の子→ 八橋 麗 やつはし うらら


まぁ、まだキャラでる予定っすけど、

出てないんで良いっすよね。

ではまた明日! あ、明日遠足だ。雨予報なのにwww



この話に関しての、詳しいことは前の話を〜

5/16/2024, 10:32:24 AM