イカワさん

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※過激な下ネタ注意



もう今なら死んでもいい!と満たされたまま死にたい。

幸福に包まれて死にたい。

かと言って、残った人達にそこまで迷惑をかけたくはない。

学校で虐められたりはなかったが疎外感が否めない。

そして家にも居場所はない。

帰りたい場所が、頼れる人が、自分が必要とされている場所がないのだ。

母は自覚無しの毒親。

機嫌がいいときは恐ろしいほど朗らかだ。

父はキャバクラ嬢にお熱だ。

毒親であった母も先日トラックに引かれて帰らぬ人となった。

事故か自殺かは考えないことにした。

育ててくれた恩はあるし、楽しかった思い出も無かったわけではない。

涙を流して死を悼んだ。

家に残されたのは僕と成人男性。

とても頼りなくて、細くて、僕よりも背が小さい。

首を絞めたらそのまま折れてしまいそうだ。

母が死んでからは頼りなさに磨きがかかると同時にキャバクラ通いの頻度が増した。


なにも希望はないし、将来にも見出だせない。

だったらもう死のうと思った。

でも幸せなまま死にたい。

所で僕は世に言うゲイだ。

こんな女は怖くてどうも無理なんだ。

でも男なら一応同じ性だし、共感出来る部分もあるだろうと思ったのだ。

最近は布団の中でゲイビばかり漁ってる。

これが唯一の現実逃避方法。

ある日布団の中でひらめいた。

男に突っ込んだまま死にたい、と。

相手は誰にしようか。

死んでも悲しむ人が少ないほうがいい。

同級生は駄目だ。先生も。その辺の人も駄目だ。

一つ一つ除外していくとただ1人残った候補。

父親だ。

なんの未練もないからすぐに行動に移した。




うちはマンション住みだ。

それなりの高さもある。

そして父親は帰ってくるときだいたい酔っ払っている。

しかも夜。

最高のコンディションではないか。

父親が帰ってくるのをそっと待つ。

深夜、鍵を開ける音がした。

手を抑え、鍵を閉める。

頭を床に押しつけ馬乗りになる。

手を縛り、口に布を噛ませる。

小柄な父は抵抗することも出来ない。

アルコールも回っている。

衣服を剥ぎ取り、床に座らせる。

そして自分のものを相手の口に押し込む。

暫く腰を振ると自分のものが硬くなるのがわかった。

腰の動きを早める。

口内射精すると父はむせ返り白い液体をぼたほだと口から垂らす。

もう1つの穴を使ってやろう。

まだ芯を帯びている自分のものを勢いよく穴にぶち込む。

胴体が弓なりに痙攣している。

温かい。

腕の拘束を取ってやる。

アルコールのせいで上手く力が入らないようだ。

腕をそれぞれ掴み、引き寄せることで一気に奥を突く。

父が啼く。

腰の動きをさらに早める。

途切れ途切れの声を父が洩らす。

声に誘われるように腰を更に早く打ちつける。

ラストスパートに向けて自分に追い打ちをかける。

ゴムなんて買っていないので勿論中出しだ。

男はこんなときに便利だ。妊娠しないから。

不意に父が呟く。

「よっちゃんッ…早いッ…がっつき過ぎだよぉ」

勿論僕の名前はよっちゃんではない。



体の関係を持つ男が居たのか…?

もしかしてキャバクラは嘘なのか…?

父親もゲイ?

だから穴にすんなり入ったのか。

疑問が取り留めもなく出てきては消えていく。

父のたった一言で死ぬ気は失せてしまった。

父の衣服を直し。床を掃除する。父は寝ている。

ソファに父を運び、自分も部屋に戻る。

ドアを閉めると視界は闇に包まれ、さっきの出来事が悪い夢だったかのように思えてくる。

8/22/2025, 6:42:24 AM