差し伸べられた手を払うのは簡単だった。
掴む勇気なんて、カケラも持ち合わせていなかった。
君を傷つける気なんて無かったんだ。
全部、臆病な僕のせい。
終わった世界、ボッチには慣れてると強がって。
君の居ない今日を、きっと明日も生きていく。
できることなら、あの日に帰りたい。
差し伸べられた君の手を、掴むことは出来なくても。
同じ歩幅で、君の隣を歩けたなら。
なんて空想、ガラガラと音を立てて崩れて。
また、今日が始まった。
ソレを嘆く権利さえ、臆病者には無い。
テーマ「ありがとう、ごめんね」
12/8/2023, 6:24:54 PM