ミントチョコ

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題 あなたがいたから

あなたと出会ったのは偶然だった
本当に落とし物を拾ってもらってそれだけだった。

それなのに、受け取る時にあなたの顔を見たらもう離したくなくなった。

この場所に留まってほしくて、私と一緒にいてほしくて。

おかしいかな?おかしいよね。

こんな気持ち初めてで。

これまで何回か恋愛してきたけど、そんなの比じゃない位な、引力を感じて。

つい話しかけてしまった。
お礼にお茶奢りますって。

あなたは遠慮してたけど、私は押し切った。
だってこの自分の不可思議な気持ちを確かめたかったから。

どうしてもあなたが特別に思えてしまったから。

お茶を飲んで話してるあなたから目が離せなかった。
別にタイプってわけじゃない。
でも、何ていうのかな、その身にまとってるオーラというか。

不思議な空気が私には心地よくて、あなたの声がここちよくて、もう何もかも不思議で。

あなたは、話しながら、私の顔を見てた。
やっぱり、何か感じてるのかなって思った。

なんて言うか、第六感っていうのかな、そんな感じ。

帰り際、あなたに連絡先を聞かれた。
あと一秒遅かったら私が聞いていただろう。

何だろう。
出会ってしばらくたった今でも、あの時のことを考えると心がざわつく。
あなたはあれから私の彼氏になって、私と一緒にいてくれる。

あなたがいると、他の人がまるで見えなくなってしまう。眼中になくなる。
唯一無二のあなた。
不思議だ。未だに不思議。

初めて出会った時に感じたあなたのオーラは、私は未だに好きだ。
もう感覚的に好きとしか言えない。
存在そのものが好きだ。

だから、細かい優しさとか、頭が良いとかどうでもいい。
あなたでいてくれさえすれば私はあなたが好きだ。

私は、あなたの手を取る。
あなたは私に微笑みかける。
私達はきっとずっと一緒だ。

きっとこんな恋はこの先二度とないと確信できる。

6/21/2024, 7:38:46 AM