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前回の投稿で、私の本質は灯火と月と言いました。

今回は、灯火の側面がいかに怖いかを示してみます。
それは、我慢して我慢してもう限界に達したときに大火事となって現れます。

ある会社で人間関係に悩みながも、何とか通勤だけはしていました。既に適応障害又は鬱病になっていましたが病院に行く気力もなく、会社を辞めるエネルギーさえなくなっていましたので、少し新たなストレスが加わると立ち上がれないほどの状態でした。

そこに社員旅行というイベントがせまってきていましたが、行く気になれず何も準備していませんでした。社員旅行の前日がちょうど休日だったので、いざとなったら必要な買い物などの準備をその一日でしようと思ってもいました。

しかし、その前日に上司から急遽休日出勤を頼まれました。嫌ですとは言いましたが聞き入れてもらえず出勤することに。
帰りも遅くなり、そこから社員旅行の準備は深夜から朝方までかかり、迂闊にも出発の2時間前に寝てしまいました。当然寝坊し、すぐに出発しましたが、当時は携帯電話もなく、何も連絡できずに1時間以上遅れて会社に着きました。

遠くから見てみると、高速バスが何台も止まっており、みんな席に着いており、誰かを待っていました。そこには社長や専務などの重役もいたと思います。そんなところへ飛び込む勇気もなく、私は道端にうなだれて倒れてしまいました。今までの緊張の糸がプツンと切れて、頭の中が真っ白になってしまいました。既に欝で弱っていた私はもちろん合理的判断などできるわけもなく、失踪しました。

その後の失踪生活のお話は、機会があったら投稿したいと思います。
ここで言えることは、火の性質を持つ人間が切れてしまったら自らをも含めて全てを焼き尽くす恐れがあるということです。

10/6/2025, 12:10:44 PM