神様が舞い降りてきて、こう言った。
「貴方のその腰に付けてる巾着には何が入ってるんだい?」
どうしたんだろうと思いながら僕はこう言った。
「えっ…アッ、飴ちゃん…ですけどッッ!」
やばい声が裏返ってしまった。
「その飴ちゃんとやらをわしにくれないかのう?」
…はい?
「わしもう腹ぺこなんじゃよ…」
アッッ僕は察して飴ちゃんを神様の手に乗せた。
「アッ…あのッッ、か…神様ってェッ大変ッなんですねッ…!」
もう困る。声が裏返ってしまうのは恥ずかしいんだ。
「…おぉ!ありがとう、貴方いい人じゃなぁ」
そう言って空へと消えてしまった。
7/28/2024, 1:08:27 AM