正直者が馬鹿をみる世界だ。子どもの頃から何も変わらない。それをわかっていても嘘がつけないのはきっと彼のせい。私の生き方を肯定してくれた。こんな汚れた世界でも私を受け入れてくれる人間がいるとは思わなかった。こんなに暗く先も見えない世界で、私に光を与えてくれた存在に私は救われていたんだろう。自分の生き方を、彼が守り抜いてくれた私を、私は諦めない。不穏分子は必ず消されてしまうこの場所で、長く生きられないとしても。
6/3/2024, 4:06:28 AM