優しさは傷ついた心を癒してくれる時もあるけど、そこに至る過程で手を差し伸べてくれるような道標を示してくれる訳ではない。どうせならドン底に落ちる前に助けて欲しかった。電柱に置かれた花や和菓子。捨て猫への傘。どれも優しさだけど、結局は憐憫や憐れみでしかない。優しさに酔っている、ほろ酔い気分の偽善者でしかない。もっと前に気づいて手を差し伸べてくれたら手遅れにならなかったのに。事件が起きてから優しさは向けられる。優しさだけで、きっと本能的な行動でしかない。優しさは上の立場から差し伸べられる。
題『優しさだけで、きっと』
5/2/2026, 6:34:57 PM