あの夢のつづきを紡ぎたい。そうやって、どこかへやったプロットを探そうとした。おでこに貼り付けた幻想不快なノッカーで、頭蓋骨をノックしようとした。脳内に響き渡る幻音感。甘い囁き、どら焼きを食べるやわらかい口当たり。なめらかさ。プロットは見つからなかったが、別にどうでも良いと感じた。意識はそちらに傾きかけていた。つまり、甘い囁きに傾いて、プロット通りにゆかなくなったのだ。だから、夢は途絶え、夢のつづきを所望するのだろう。
1/13/2025, 6:54:46 AM