アマリリス

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親愛なる読者の皆様
アマリリスです。

今回のお題では少し私のことを話しましょう。

幼い頃は、私は食卓が大好きでした。

食べる暇もないくらいお喋りな子で、ご飯も何もかもが楽しくて夕方になるまで待ちきれないほど。

けれど、成長するにつれて純粋な子供ではいられなくなるのです。
それは嬉しいようで悲しいような、複雑なものであると皆様ご存知でしょう。

私は父が厳格だったため、ありとあらゆる礼儀作法やマナー叩き込まれて育ちました。

そのおかげで、私めは食事を楽しめないのです。
共に食事を楽しむ方の作法や所作が気になり、不愉快に思えて、楽しめなくなってしまうのです。

けれども相手の方からは

「食事の仕方が綺麗ですね」

と、賞賛の声をいただけます。

これは、嬉しいことでございましょう?


私の話はここらへんにして、なぜ私がこの話をするのか。それは単なる自慢ではございません。


無知で純粋なあの頃と、知識を身につけた今と。
貴女方はどちらも素晴らしいのです。
幼い頃を懐かしみ振り返ると、今の自分は変わってしまったと後悔する方が多いように思えます。

けれどもそれは間違い。
幼き頃の自分も今の自分も愛さなければなりません
何も知らなかったからこそ、世界の甘みも苦味も楽しめたではありませんか。

幼い頃の自分を貴方の宝物にしてくださいな。

6/23/2024, 10:17:56 AM