“ River〃 ”

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 どうせまた書けやしない小説を執筆したくてまた、会社を仮病で休んだ。もたれかかる闇夜の壁みたいな相棒の馴染みの酒を会社連絡直後に呷り即座に文字拾いを始める。海岸の波打ち際で漂流物を待つというよりは霧の薄汚れた河川に流れる空き缶や得体の知れないゴミ屑のルーツを身勝手に妄想してみるような気分とでも言ったら一番近しいのかも知れない。こういう時間 ... 色々、様々な過去出逢ってしまい、沁み込んでしまった憎しみや呪うような自らの内に住み着いて出ていってくれない怨念などを瞬間的且つ一時的に忘れる事ができる。自分にとって最も大切なタイミングなのかも知れない。ある程度 .... 人を、いや、自他共に酔い合える ... ああ、アタマ良くないんでね ... ディスカウントショップで買える安ウイスキーみたいな文章は書けるんだけど ... どうにもこうにも毎度オチがつけられなくてね。〝 ホールケーキの仕上げに勤しむパテシエみたいなものかしら ... おれにはムリだわ ... 〟みたいな感じに。ほんのり冷たく中途半端に頬を撫で睫毛を捲る風に少しむかつきながら歩く吸い殻とバーの看板しか無いような路地裏を歩いてるみたいな ... 辿り着きたい場所も辿り着きたいって気持ちももうどこかに置いて来てしまいましたワラ ... そんな感じだ。ヘドホンを耳に差し込んでアンドレ・ギャニオンの巡り合いをまた聴いてみたりする。現代のモツウァルトももう2,3年前にアーメン ... あ、2020年だった ... 時間の感覚ってのはやっぱ不思議だよなぁ .... 。モツワルト ... モツ悪徒 ... モツ ... 〝 焼かれて焼かれて美味くなるんや (※ 龍が如く 冴島大河に借りる) ... 。〟はぁ。さて。少し先ず休むかな。兎に角日頃寝不足三昧だからね。はほほは。

12/1/2025, 10:42:21 PM