駄作製造機

Open App

【私の日記帳】

2024/08/26。

台風接近で不安だったけれど、晴れて良かった。

実は今日、まぁまぁ仲良しの男の子から遊びに誘われて遠路はるばるやって来たのです。
花火大会の誘いもあったのですが、家と大会の場所が遠すぎてお断りさせていただきました。

それでも尚、"美味しそうなスイーツ店があるんだけど、一緒に行かない?"とLINEで誘われ、私はこの人はどこまでも誘ってくるんだな。と思い承諾。

私はその人のことを少なくとも意識していたのか、服も髪もかなり時間をかけてセッティングしました。
それは相手も同じだったみたいで、オシャレな格好で来てくれました。

相手は初手から緊張していたのか、少し遅刻してしまい、私はそれを苦笑いで受け止めました。

最初に映画を見るとのことだったので、好きなアニメの映画を堪能し、ちょうどお昼。
みなさん、今日は何度だったか言えますか?
30度を余裕に超える36度です。
私、汗っかきなので暑いのが苦手なんです。

だから、映画を見て次にスイーツ店の気分なんてなれませんでした。

『この後どうする?行きたい場所ある?』

特にない。
特にない。
特にない。

何を質問されてもそれを答えました。

相手を幻滅させて帰ろうと言わせようとしました。
でも、相手は中々それを言おうとはしませんでした。
きっと帰りたくなかったのでしょう。

相手の中では、夕方5時ごろまで遊ぶような未来が見えていたのでしょうね。
でも私の脳は限界に達していました。

ショッピングセンターに行っても、『行きたいとこある?食べたい物ある?』

ないです。ないです。ないですないです。

きっと、あまり計画していなかったのでしょう。
私もそれに加われば良かったと後悔しました。
退屈で退屈で仕方がなかったです。

意味のない方向に意味のない会話をしながら歩くことに痺れを切らし、私はとうとう言いました。

『帰りたいです。私は、映画見れただけで十分だよ。』

相手の顔?見れません。

だってこれは1番言っちゃいけないって自分でもわかっていたのですから。

相手は苦笑して『帰ろっか。』と言ってくれました。

時刻は1時前。
私たちは特に会話のないまま駅への道のりを歩いてました。
『(私)はさ、今日、楽しかった?』
彼の不安な声。
私は更にそれを言ってしまったことを後悔しました。

嗚呼、彼は悲しんでいる。
映画見れて楽しかった。一緒に見れて楽しかった。
『うん。楽しかったよ。』
精一杯答えました。

『そっか。(私)が楽しかったなら、よかった。』
どこかの映画のワンシーンのようでした。

私は最低です。
相手の気持ちがわかってるのに、相手も暑いと分かってるのに、帰りたい、なんて最低な言葉を紡いでしまったのだから。
本音を言えた自分を褒めて、スッキリしていたのです。

でも相手は嫌な顔ひとつせずに私のことを心配してくれていました。
この人はきっと、将来いい人に恵まれるんだろうな。
そう思ってなりませんでした。

駅に着き、電車が来る時間を確認して2人で少し待ちました。
NAVITIMEってありますよね。
私、あれを愛用しているんです。
帰り→行きなのに、逆に設定しててそれに気づいたの電車が出発した後だったんです。
私は田舎在住ですので、次電車が来るのは約1時間後。

『間違ったー!』
『え、間違った?』

2人で笑っちゃいました。
そこから駅前にあるカフェに入り、タルトとフルーツジュース?みたいなのを食べました。
結局、私を誘ったスイーツ店に行こうという口実はただの口実として役を終えちゃったようです。

学校で一緒に話している時と同じ、普通の楽しい距離感でいられました。

そこから電車を待って、特に何もないまま帰りました。
姉からは最低だね。と言われました。
当然のことですよね。
私の夏休みはネガティヴで幕を閉じそうです。

8/26/2024, 12:17:43 PM