空気は澄み渡り、動物たちは少しばかり長い眠りにつくこの季節
僕たちだけは動き続ける
ただ共通点が無いわけじゃない
それは『待っている』ことだ
てがかじかむ。手に息をふきかけ擦り合わせる。
そのままカイロで温まったポケットへ手を入れ、マフラーに顔を埋める
僕はいつも待っている
あの場所で
君を待っている
約束の場所で
雪が降る
1つ、また1つと雪の結晶が空から舞い落ちる
まるでそれは君の訪れを演出するかのように
喉を通る空気は冷たく乾燥している
声を出す。乾燥しているのか上手く出ない
君はやってくるだろうか
そんなことを考えながら息を大きく吐いた
そこには君の姿はなく、より一層景色に白さが増しただけだった
ただ君を待つ
それだけ
12/7/2025, 11:00:06 PM