会陰=人中

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―空を見上げて心に浮かんだこと―
朝、陽炎が揺らぎ、肌がひりつき不意に倒れそうになる程の暑さを感じながら、冷涼な青で一帯を包んでいる空を見上げると、あちーけど頑張るかって気分になる。
昼、緞帳が下げられ大粒が人、人、人を濡らし、ざあざあと蝉の音の騒々しさを感じさせる雨音を聞きながら水溜まりを眺めてると、頑張っても無意味なんかなって思う。
昼を過ぎて、まばらに映る星を見ながら、さっさと星になりてーな、星になろーかなと口に出しちまう。
美しかろうが醜かろうが優れてようが劣ってようが果ては同じ。普通になれない落伍者だって星になれる。頭がいかれちまっても、どんだけ腐っても。

7/16/2024, 9:06:59 PM