過ぎた日を想う。遠く懐かしい日々は今や彼方に過ぎ去り、あなたの声さえももはや朧げになりかけている。忘れないと誓ったのに。懐かしさが思い出にとって変わり、何が本当だったかわからなくなる。悲しみがひどくゆっくりと広がってゆく。諦めに似た感情が寂しい。秋の空は遥かに高く、澄んだ色があなたの瞳を思わせる。会いにも行けないもどかしさ。わたしはまだ歩き出せないままでいる。
10/6/2024, 5:28:14 PM