NONOZATO

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主人公、和葉  もう一人の人物、名なし

「ねぇ!お願い!、悪役になって!お願いだから!」
長年一緒にいた友達にそう頼まれた
「な、なんで?、」私がそう聞くと友達は焦ったようにこういう、「だって友達でしょ?、うちらずっと前から友達だったじゃん」と大声で言った。私は友達だからと思い悪役になると友達に2度呟いた。
次の日…
「!?え!なにこれ…!」と友達が廊下に響くくらいの大きな声で叫んだ。私はそれにビックリして駆け足で友達の場所に行った。「え、なにこれ…」私も思わずなにこれと、小さな声で呟いた。そこには友達の机全面に余白なく悪いことが書いてあった。友達は泣きながらこういう「これやったの和葉ちゃんでしょ!」「え、違うよ!」証拠もなにもないのに私のせいにしてきた。「だって!昨日見たもん!私の机に書いてるとこ!」「え…」私は昨日<悪役になる>と友達に言った確かに言った。だが、こうなるとは思っていなかった
放課後…
「いゃ〜疲れた〜」友達が私の後ろで伸びをしながら言った。私はそれに対してなにも言えなくなった。
「あ!今日はありがとう…悪役になってくれて」と私の耳元で小さな声で言った。私は心の中で腹がたった。「ねえ、なんであんなことするの?私そこまで把握してなかったんだけど!」「ん〜?本当に私たち友達か確かめたかったからだよ」と長い髪を靡かせてそう言って帰って行った。
次の日…
私は屋上に呼び出された。もちろん呼び出したのは友達だ。そして友達が屋上に来てこう言った。「昨日はごめんね」そう言って友達は帰って行った。ずっと腹がたったままだった私の心が一気に落ち着いた。私は長い階段を降りて行くたびに考えた。
 「本当にあれが正しい友達との関わり方なのか」と

題.友達

10/25/2024, 1:59:43 PM