手ぶくろ
寒くなり始めたら真っ先に付けるのは手袋。
すれ違うと手を振りながら嬉しそうにこちらにきて手を繋いでくれる君。
私はいつも気が気ではない。荒れた手を触ることにより君に傷がつくのではないかと。優しい君はこんなボロボロの私の手を何も言わずに取ってくれる。私としてはそれ以上にありがたいことはない。
ボロボロなのは毎年のことだから変に反応されるより嬉しい。
私にとって手袋は人と触れるための装備品。乾燥で荒れている手を人目に触れさせることなく、触らせることなく、なおかつ暖かいという優れもの。そして布越しに君に触れられる。
12/27/2024, 2:59:05 PM