あなたとの距離が近づく度に、
怖くて離れる僕を許してください。
遠くで見つめるくせして、目が合うと
何でもないふりをしてしまう僕を見ないでください。
近づきたいくせに、勇気がなくて
ちっぽけな一歩も踏み出せない僕に気づかないでください。
お願いだから、そんなに近づかないで。
僕は、あなたが近くにいるともうどうしようもないんです。
だから後ろに下がるしか、方法がなくて。
そうやっていつも逃げていたら、
気づかないままあなたと背がぶつかってしまって。
固まる僕に近づいたその距離の分だけ、
また彼女のことを好きになってしまったんだ。
「距離」 白米おこめ
12/1/2024, 12:02:06 PM