just the two of usを聴くと
心地よい天気の中を歩いているような気分になる
晴れているはずなんだけど、
何故かお気に入りの傘にレインシューズを履いていて
もしかしたら狐の嫁入りなのかもしれない
暑くもなく寒くもない
少しの風と音のない雨の中、軽やかな足取りで
いつかテレビの中で見たパリの街を歩いてる
決して陽気な感じじゃないしセンチメンタルなわけでもない
通り過ぎた季節をそっと、空になった紅茶の缶に仕舞って
少しだけ「新しい何かとの出会い」を期待しながら
静かに洒落た花屋を通り過ぎる
私はいつもすぐにどこかに行かなきゃいけない気がして
だけど、本当は
どこにも辿り着けなくても、歩いて良いし
行ったり来たりするのだって悪くないんだろう
『秋晴れ』
10/18/2022, 12:11:42 PM