宝物には二つの意味があるらしい。一つは金銀や宝石などの貴重な品物。もう一つは何物にも代えられない大切な物。
お金で買うことができる物、できないもの。そういうことかなと思ってしまう。前者がダイヤモンド、後者がアイデンティティみたいな。ただ、それは違うと思う。何物にも代えられない大切な物は買うことができる。でも、買うことができない(?)。例えば、ボールペン。僕が行けなかった修学旅行で友達が買ってきてくれた、名探偵コナンボールペン。あれ自体は3本で2700円。まぁ、妥当かなという値段。別に貴重ではない。でも、宝物だ。それほど貴重ではないけれど、買うことができるけれど僕にとっては、宝物。何故か。それは、そこに想いが伴っているから。値段なんてどうでもいい。数少ない僕の友達が僕のことを考えて、選んでくれたボールペンだから、宝物。
人が百人いれば、宝物も百種類。それがどれほど滑稽な物であろうと莫迦にしてはいけない。その人にとってそれは想いのこもった大切なモノだから。
11/20/2024, 10:14:30 AM