郡司

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上手くいかなくたっていい

心を開いているのが難しい状況に出会う以外に、どうやって「より心を開いている」ことに取り組めるというのか…とは、ある師の言葉だ。

何がなんでも一度や二度で突破しろという意味ではない。上手くいかないことが教えてくれるものがある、という意味だ。なんでも上手くいくようでは、更なるブラッシュアップを望む機会すら掴みにくい。私などはその最たる者で、困って初めて努力を始める。「人間をダメにするナントカ」には、とっ捕まらないようにせねば…

そんなだから、最初から上手くいくやつはディスっておく。「失敗をろくに経験できんとは…器の問題か(キリッ)」とか。

まあ、それはさておいて、頑張る人も頑張らざるを得ない人も、巻き込まれて対処せざるを得ない人も自分自身のパターンに取り組む人も、くれぐれも自分に優しくあるべきだ。諦めない・投げ遣らない自分を最初に、そして最後まで応援してくれるのは、自分自身の優しさなのだ…って言うと「ひとりぼっちかよ、ブーイングだ!」という向きがありそうだから補足しておくが、基本的に「頑張る必要」のあるときは“自分の中の部分”に取り組むときだ。だからひとりの中だが孤独ではない。もし「自分の全人を以て取り組む」ことがあれば、その時点でそんな感覚を絶している。

上手くいかなくたっていい、と吹っ切り気味で踏み出す一歩は、とても力強い。もしかしたら人生に何度も無いかもしれない。

自分に優しく、できるなら心のどこかで楽しんで、新しい何かを掴むなら、上々あるいは最高だ。

8/10/2024, 5:07:54 AM