たき火、行くか迷っていますが相談がありましたので
行こうと思います。郵便、ありがとうこざいました。
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「僕と彼との距離」
僕と彼は友達以上恋人未満の関係…だった。
·····
僕と彼は保育園の頃からの仲だった。小中高クラスはほとんど同じになったことはないのに、何故かいつもたどり着くところは同じだった。
受験期の頃はよく2人で勉強して近くのコンビニで夜食を買って食べた。それくらい仲が良かったのだ。
でも、いつからかな。
僕と彼の間にはなにかがあった。
·····
「春夏、ごめん。俺もうお前と一緒には居られない。」
そう言われたのは高校2年生の頃。
言っているのは颯木だよ。
それなのに、どうしてそんな顔をしているの?
どうして、そんなことをいうの?
僕が、なにかしてしまった?
そんなことが頭の中でグルグルしてる。
突然そんなことを言われたら僕は泣いてしまう。
それなのに、どうして颯木の方が苦しそうなの?
·····
あれから一週間、颯木とは話していない。
必ず挨拶はいつもしていた。
登下校だっていつでも一緒だった。
それなのに、どうして?
「颯木!」
言った後に気がついた。
僕、こんなに大きな声が出たんだな。
風が吹き、頬を伝った涙が冷たかった。
「ごめんなさい、ごめんなさい。」
僕にはそれしか言えなかった。
颯木とこれからも一緒に居たかったから。
「……」
颯木、お願い応えて。
僕がなにかしてしまったのなら謝るよ。
僕が嫌いになったのならもう近づかない。
どうして僕とは居られないのか教えてほしい。
それが伝わったかのように颯木は口を開いた。
「お前のことを…春夏のことを好きになってしまったからだよ。」
一瞬思考が停止した。
どういうこと?
聞き間違い?
僕が好き?
疑問でいっぱいだった。
けれど、まっさきに言った言葉は
「僕も、颯木のことが好きだった。」
·····
僕は今とても幸せ。
なぜなら隣に颯木が居るから。
あの後、何度も聞き返された。
僕だって自分を疑った。
でも、あれは本心だと思う。
きっと僕は、颯木のことを諦めていた。
僕たちは〝友達〟だから。
ありがとね、颯木。
そう言って唇に甘いキスをおとした。
12/1/2024, 1:39:40 PM