芭蕉が行脚した際に定めた諸々の規律を読むと、旅について人がどう向き合うべきか分かる。太宰の津軽を読めば、物書きが郷土について語る時の向き合い方が読み取れる。文芸に秀でたものが、様々な土地を巡り、そこでの経験や知り得た歴史などを勿体ぶらず書き残してくれるのは、実際とても助かることである。
4/23/2025, 4:06:36 PM