まにこ

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アッサムの程よい香りが鼻腔を擽る。
ティーポットから注がれる琥珀色のそれを見ている時間が至福の時だ。
「はい、どうぞ」
今日もあなたに愛を注ぐ。
嬉しそうにカップに口を付けるあなたを見て、私も紅茶をいただく。
ティーカップには魔法の薬。
少しずつ、少しずつ愛を滲ませていくの。
大丈夫、その時は私も共に逝くからね。

12/13/2024, 9:02:43 PM