ときたま

Open App

本編じゃ無いけど本編
参考曲『ビリミリオン』

ミアラム視点

ミアラム「最近は少し楽しいけど海賊さんだって此処に何日も停泊している訳は無いからなぁ…」
??「すいません、そこのお嬢さん。」
ミアラム「…何ですか??おじいさん。」
謎の老人「残りの寿命を買わせてくれないか。50年を50億で買いたい。わしの人生をやり直したいんじゃ。」
ミアラム「えっ…」
ミアラム『…手離したくない、残りの時間を。後は死ぬだけのはずなのに。何でも屋だって悪あがきの医療費の為なのに。』
ミアラム「…ちょっと待って頂いて良いですか??」
謎の老人「えぇ、良いですよ。」
ミアラム『何で手離したくないんだろう。ただ、起きて食べて遊んで依頼を受けて寝て起きるだけの生活なのに。』
ミアラム『ちょっと考えて見るか。』
ミアラム『体も痛くなるんだろうな。ローさんも離れて行くのかな??恋愛も出来なくなるよね。』
謎の老人「で??どうするんじゃ??」
ミアラム「…悪いけど、その値段じゃ売れないかな」
謎の老人「なっ、何じゃと!?」
ミアラム「だって、私が生きてるこの時間は50億以上の価値がある気がするから。」
ミアラム「それに、生きてるだけで簡単にお金が手に入る何て、少し嫌なんだ。」
ミアラム「最近ね??偶に思うの。『あの海賊さんと一緒に話してるだけで楽しいな。』って。」
謎の老人「死ぬと分かっているなら少しくらいくれたって良いじゃないか!!」
ミアラム「…でも、人には上げれない物ってあるのよ。分かって、おじいさん。心が暗くてもあの人と居るだけで楽しい今が良いの。」
ミアラム「だって、昨日島故郷に帰った時に皆すでに死んでたから。」
謎の老人「そりゃあ、悪いことを言ったねぇ。すまんね」
ミアラム「いえいえ、良いんですよ。それではまたね。」


6/2/2024, 12:54:29 PM