「寿命がきたら、みんな光の泡になって消えてしまえたらいいのに。」
大切に育てた命がこの世を去ってしまったとき、雫は下を向いて、そう呟いた。
そして、その亡骸を優しくなで、土に穴を掘り始めた。
ボクは、ただ黙ってその様子を見守ることしかできなかった。
雫は、自分の1番大切にしているものを一緒に埋めた。亡骸になってしまったものが、淋しくないように。
全てが終わったとき、地面が僅かに光り出した。しばらくすると、それは細かい泡になり、空へ真っ直ぐ登りはじめた。。
キラキラして、とても美しかった。
輝きを増しながら登っていく光の泡たちを彼女とボクは、ずっとずっと見続けていた。
4/22/2026, 4:20:06 AM