眩しくて君が眩しくて、息ができない。髪も、身体も、心までも――ぜんぶ真っ白で、綺麗で、まるで光みたいだ。その光が痛いのに、もっと欲しくなる。その隣に立つ僕は、影みたいに真っ黒で、触れたら君を汚してしまうから、息を潜めるしかない。君はきっと、僕がいなくても笑うんだろう。……そんなの、嫌だ。僕をみない君なんて壊してしまいたい。――でも、壊せない。だから、せめてこの黒い僕を、刻みつけたい。
7/31/2025, 10:32:19 PM