モモハな

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 太陽光パネルのついた紺色の屋根とクリーム色の壁の古びた一軒家に長蛇の列。
扉横の看板に白い文字で、“お代はいりません。線香に火をつけて、席に座ってお待ち下さい。”と書かれてある。
線香は、さっき受付でもらったコレのことだろう。
どこかの遊園地的なところに来たと思ったが、やはり少しずれている。

2時間ほど並んで、ようやく中に入れた。
店主は若い女性に視えたが、見る者によって老婆や大男に視えるらしい。
“メニューはこちらで”
三角に折った画用紙の筒と、奥には線香立てが置かれている。
なるほど。此処に設置すると自動的に注文したことになるのだな。
それにしても、この店に小学校時代の友達の家に遊びに行った時の感覚。いえば懐かしいものを感じるな。

12/20/2023, 10:41:49 PM