ちる

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始まりを告げられることも
終わりを知らされることも
なにもないまま
過ぎていく

そう思っていたのに

夏に生まれた君が
『夏が好き』だと笑う

ただ それだけで

蝉の声
赤いシロップのかき氷

脱ぎ捨てたサンダル
足に残った日焼けのあと

昨日までの歳下の君と
今日からの同じ歳の君

すべてが季節の合図に変わる気がした



「僕も好きだよ」

君に届け

【夏】





すぐには書けなくて、お題だけで保存しても
♡をタップしてくれる方たちがいる。
とってもうれしい。
感謝を込めて。ありがとう。

6/28/2024, 12:10:13 PM