『初恋の日』(創作)
薄れゆく記憶の中で、あなたのお顔もおぼろげになりつつあり、絶対に忘れないと豪語した愛の日々も気付かぬうちに過去の淀みにゆらゆら揺れるばかりになりました。
あなたに恋した証は、あなたへの想いを綴った詩に似た言葉の落書きばかりで、、、
そんな落書きだけれど、薄れた記憶のツギハギな思い出が蘇り、胸をぎゅっと締め付けるのです。
初恋の日はもう二度と来ないというのに、薄れゆく記憶の中のおぼろげなあなたへの言葉を、詩(ウタ)を、ぼんやりと考えてしまうのはなぜなのでしょうか。
懐かしき初恋の日の詩(ウタ)は、今はもう落書きではないのです。
5/7/2024, 10:07:00 AM