君の視線から僕が消える
僕はその寂しさから、また
グラスにウイスキーを注ぐ
波際は、細かな茶色の砂で覆われ
細かくなった地球に横たわりながら
その温度を体感する。
君と僕は、全く感じるところが違う。
僕が笑えば、君は沈黙し、
僕が黙ると、君の笑い声がする。
僕の静かな情熱は君には伝わらない
そっとグラスを置き
身体を寄せ合うと、静かに
吐息で抱きしめてくれる、
それは、一瞬にして幼女に戻り
微笑みがこぼれる瞬間。
実は、君に伝えていないことがある
これからも忙しいこと
夢があること
愉快なこと、
そして、まるで逆さの鏡のように
ここでは移り
それでも、絶えず心の安定を静かに受け止めていること
君に伝えなくちゃ、急いで文字を綴る僕は今夜もほろ酔いで、窓から外の夜景を眺めている
4/17/2025, 11:52:24 AM